ちゃんと卒業しておけばよかった

10年以上経った今もたまに思い出して後悔するのが、せっかくした大学院を卒業せず、途中でやめてしまったことです。

大学4年のときにアジアのある国に交換留学していたのですが、まだあっちで勉強をしてみたいと思い、大学を卒業後、その国の大学院に進学したいと思うようになりました。
しかし親はあまり賛成してはくれませんでした。
費用はいっさい出さない、やりたければやってみろ、そんな姿勢であとは口を挟まず見守っていてくれました。

日本よりは学費も安いとはいえ、まとまった貯金もなかった私。時給の高いバイトを探し、一生懸命お金を貯めました。
また、外国人枠での入学を考えていたので、そのためには大学の教授による推薦状も必要でした。
私の大学に、その国に関する学問で著名な先生がいたので、その方に推薦状を書いていただくことに。

現地に渡り、入試、面接を受けた結果、見事合格することができました。
たしか入学の数ヵ月前のことだったと思います。
まだ費用も十分に貯まっていなかったので、合格証書に手にして、その後も一生懸命お金を貯めました。

そしていざ入学。
一生懸命貯めたお金を手に現地へ渡ったのですが、入学金、学費、アパートの家賃を支払うと、お金が手元にほとんど残りませんでした。
毎日食パン1枚ずつしか食べられないような計算。

親に泣きつこうかと思いましたが、「帰ってこい」と言われて…。
そこで強く「まだ頑張りたいからお金を貸して」とはなぜか言えませんでした。

自分の無知さ、幼さ、無力さを思い知らされて、頭の中が空っぽになってしまっていたからだと思います。
その大学院はかなりの名門で…。
もっと計画的に準備して卒業もしていれば、人生違ったかもなとたまに思います。